ファインディング・ドリー(2016)
「一番素敵なことは偶然起きるの」
ファインディング・ドリー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
おすすめ度…★★★★☆
ジャンル…コメディ、アドベンチャー
予告
あらすじ
ピクサー・アニメーション・スタジオの大ヒット作「ファインディング・ニモ」の13年ぶりとなる続編。
カクレクマノミのマーリンが、ナンヨウハギのドリーと共に愛する息子のニモを人間の世界から救出した冒険から1年。3匹は平穏な日々を過ごしていたが、ある晩、ドリーは忘れていた両親との思い出を夢に見る。昔のことはおろか、ついさっき起きたことも忘れてしまう忘れん坊のドリーだが、この夢をきっかけに、忘れてしまったはずの両親を探すことを決意。「カリフォルニア州モロ・ベイの宝石」という唯一の手がかりから、人間たちが海の生物を保護している施設・海洋生物研究所に、両親やドリーの出生の秘密があるとを突き止めるが……。
映画.com
感想
何この重いストーリーは…。
今作ではファインディングニモの頃から少し変わってたドリーの性質(忘れん坊キャラ)について言及される。
ドリーの性質といえば
状況が読めない
空気が読めない
長期記憶ができない短期記憶ができない
だが、特に記憶力の悪さが顕著である。
ぶっちゃけ人間の世界だとドリーは発達障害に分類されるだろう。
自身の性質の為「(迷惑かけて)ごめんなさい」が口癖になっているドリーや彼女が寝静まったところに両親が「あの子一人で生きていけるのかしら」と泣く場面で胸が痛んだ。
それでも明るく前向きに生きるドリーや手を差し伸べる仲間たちに癒される。
ドリーの他にも、ファインディングドリーに出てくるキャラクターはそれぞれハンデを持っている。
ジンベイザメのデスティニーは視力が弱くて上手く泳げなかったり、シロイルカのベイリーは頭をぶつけたせいで特殊能力がなくなってしまったと思い込んでいたりタコのハンクは足が7本しか無くて外の世界が怖いと引きこもっていたり。
それでも、みんなと違うからと決して仲間はずれにしてバカにせずそれぞれの性質を「個性の一つ」として捉える映画製作者側とキャラクターのスタンスによってテーマの重さが緩和されている。
やっぱり周りの支援や理解が本当に大事なんだな…。難しいことだけれどもね。。
昨今では大人のADHDやら自閉症やら問題になってるが
当事者もそうでない人も障害と向き合うきっかけになるような作品。
エンターテイメントの面で言えばタコのハンクがかっこいい。ってかチートキャラすぎ。
ドリーのお父さんのビジュアルがハゲおやじみたいで笑った。さすがディズニーは動物キャラのデザインがうまい。