ロンドン・ゾンビ紀行(2013)
「わぁゾンビだ!」
おすすめ度…★★★★☆
ジャンル…ホラーコメディ
監督:マティアス・ハーネー
製作:ジェームス・ハリス/マーク・レーン
脚本:ジェームズ・モラン
【キャスト】
アラン・フォード
ハリー・トリーダウェイ
ミシェル・ライアン
ラスモス・ハーディカー
オナー・ブラックマン
【あらすじ】
不況のあおりを受けて、祖父のレイ(アラン・フォード)が入居する老人ホーム「ボウ・ベル」が閉鎖されるのを知ったテリー(ラスムス・ハーディカー)とアンディ(ハリー・トレッダウェイ)の兄弟。
ホームと祖父たちを救う資金を稼ごうと銀行強盗をもくろむが、なぜかゾンビが大量に出現してロンドンは大パニックに。
祖父の身を心配するテリーたちだが、その予感は的中。
ボウ・ベルにもおびただしい数のゾンビが押し寄せており、レイやほかの入居者たちが壮絶なサバイバルを繰り広げようとしていた。
【予告】
L4Dなら死んでた。
【感想】
ブログ記事第一弾にコレを持ってくるのはどうなの…と思ったけど最近見た中では相当面白い部類だったのでまぁいいや。
今作は予告からしてそこいらにあるB級ゾンビ映画と一線を画している。まずゾンビの動きが遅い。遅すぎる。歩行器でよろよろ歩く老人にすら歩行速度は負けるレベル。
いやこんなもん襲われる方がおかしいわ。
この映画のCMによく取り上げられているゾンビと老人の追いかけっこだが、正直言って本編を通してもココが1番の笑いどころ。これをやりたかっただけだろう。
後半になると様々な武器でゾンビに立ち向かうシーンが見どころである。サブマシンガンで撃ちまくっても反動で肩が外れなかったり、歩行器を武装してゾンビを倒しまくったりと何でもアリ。(足腰悪かったんじゃないんかい)
特にKATANAでゾンビを狩る光景はゲームなんかではたまにあるが、他の映画作品ではなかなか見られない。海外の怪物と日本の武器の奇跡のコラボレーション、まさに芸術。
ホラーなのにまるでハートフルコメディを見ているかのような「自分も明日からがんばろう!」と謎の清涼感に包まれるちょっと変わった作品。
堅苦しい教訓や説教めいたシーンなんかクソ食らえと言わんばかりに
頭を空っぽに、わっはっは!と笑いながら見れる爽快なゾンビ映画となっている。
そしてあまり語られないが、この映画のOPは結構かっこいいのである。
「銀行強盗だと!?あれほどマジメに働けと言ったのに…!…何、250万だと?
まぁいい。ただし次やったらブチのめしてやるからな」